開業の手順

開業の手順

開業の手順

個人事業主が開業するときの手順は、例えば株式会社のような法人を立ち上げることと比べるととても簡単な手続きだけで済むと言えます。事務的な手続きだけに限定すれば移動時間も含めて半日もあれば十分なものなので、いざ起業しようとする人のなかには拍子抜けしてしまう人もいるのではないでしょうか。

 

書類を作成する前に考えておいたり準備しておくことの1つには、事業の内容と事務所などの場所、そして屋号を決めておくことなどがあります。事業内容は法人の場合にくらべて詳細で明確なものが求められるわけではありませんが、いちおう書類提出先になる税務署の職員が分かるような内容にしておきましょう。事業を行う場所はビジネスの内容によっては自宅でも全く問題ありませんが、地域を管轄する税務署へ書類を提出しなければいけないので、事前に管轄する地域を確認しておきます。屋号は無くてもかまわないのですが、業務内容によっては顧客に対して個人名が望ましくないこともあるので、何か用意しておいたほうがいいかもしれません。自分の名前に「商店」を付けただけのような形でも大丈夫です。

 

諸々の準備ができたら書類を作成しますが、個人事業主として開業時に必要な正式なものは税務署に提出する開業届だけになります。これは、氏名、所在地、事業内容と屋号などを書いただけの簡素なものなので、税務署に出向いてから職員に教えてもらった書いたとしても10分ほどです。所得税の控除があるなどでメリットの大きい青色申告を選択する場合は、青色申告承認申請書という書類も一緒に提出することになるのですが、これも開業届と同じように比較的簡素な書式なので、それほど時間を要するような手続きではありません。2つを提出すれば、晴れて個人事業主の仲間入りです。