源泉徴収

源泉徴収

源泉徴収

源泉徴収とは、事業主が給料や報酬を誰かに支払うときに、その中から所得税や住民税などを差し引いておき、本人に変わって国や地方自治体に収める制度のことを言います。個人が煩雑な税金についての処理をしなくて済むという点と、行政側が確実に徴収できるという点がメリットだと言われていて、これは個人事業主であっても関係してくる話です。

 

所得税に関して言えば、本来は1年間の収入が確定してからではないと最終的な税額は決まらないのですが、源泉徴収においては見込みで計算した金額で税額を決めて、サラリーマンであればそのうちの1カ月分が給料から天引きされることになります。従って、年の途中で給料が変わったり、残業代などによる増減に激しい変動があった場合などには最終的な金額が合わないことも考えられ、これを年末調整という形で最後の月に帳尻を合わせます。

 

事業者にはこの源泉徴収をしなければいけないという義務があって、個人事業主も含めて誰かに給与や報酬を支払うときには、原則として給与天引きを行って、本人に変わって税金を支払います。一人事業主が臨時のアルバイトを雇ったときにも基本的には該当しますので注意しましょう。

 

また、逆に個人事業主が顧客から報酬を受け取るときにも対象にあるケースがあります。例えば、イラストや写真、デザインや文章を作る業務の場合、いわゆる士業と呼ばれる人たちへの報酬、芸能人やプロスポーツ選手などへの個人事業主としての報酬は、全て源泉徴収の対象です。一方、建築関係などの技術系職人への支払いや物販に関する支払いは「製品」に対しての対価と考えられるので対象にはならず、報酬を受け取った人が確定申告によって納税をすることになります。